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魚の一口知識 10月号

2017年10月10日  (Takizawa)
秋真っ盛り、晴れた日には空が高く感じ、夜は長くなり、もうじき紅葉が始まります。会社や学校では衣替えの季節になりました。

相模湾は秋の「戻りカツオ」の季節です。南の海で生まれ、2年ほど過ごしたカツオは、冬頃から黒潮に乗って日本の太平洋岸を北上します。5月頃に相模湾沖で獲れるのが、江戸っ子が俳句にまで読んだ「初鰹」です。
そして二度目の旬は秋。9月から今の時期です。北上し北の海でたくさん餌を食べた鰹が、水温の低下とともにたっぷり太って南下してきます。これが「戻り鰹」です。さっぱりとした初物の「初鰹」と、脂ののった「戻り鰹」は好みの分かれるところですが、お醬油につけるとサッと脂が広がり生姜もいいですが、からしやわさびでいただきたい秋ならではの味覚です。また、カツオのたたきは栄養のある皮も食べられる上に、ネギ、ショウガ、ニンニク、ミョウガ、青ジソといった薬味が鰹のDHAの吸収を助ける上に健康的で食欲増進にもなります。

戦国時代に小田原でカツオ漁を見物していた北条氏綱の小舟に、一尾のカツオが飛び込み、カツオは「勝つ魚」の語呂合わせにつながるため、これは戦さに勝つという意味の吉兆だろうと喜び、このエピソードにあやかって、武士は出陣の際にはカツオを食べるという習慣ができたとか、古くから食されてきた魚のようです。
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片瀬漁港の直売所でも時々カツオが販売されています。夏から秋にかけてはソーダガツオも揚ります。食べるならヒラソーダ、今の時期の揚ったばかりのヒラソーダは本カツオをしのぐ旨さだという人も多く、安くておいしくて試したい江の島の隠れた秋の味です。先日、ヒラソーダ一本を買い求めその場でさばいてもらい持ち帰り、刺身とタタキのサラダと漬け丼にしました。朝獲の地物のソーダカツオおいしくいただきました。漁港の直売所ではスーパーなどには売っていないおいしい魚が見つかるかもしれません。
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「おいしい藤沢産」のメールマガジン「おいしい藤沢産通信2017年10月号」の
「お魚の一口知識」を加筆修正し掲載しています。