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 江の島の植物・常緑多年草 ≪アオノリュウゼツラン ≫

2017年5月10日  (写真&文:坪倉 兌雄)

ryuuzeturan 1サムエル・コッキング苑のアオノリュウゼツラン(2011.08.03)アオノリュウゼツランAgave americana  リュウゼツラン科アガベ属

アオノリュウゼツラン(青の竜舌蘭)は、メキシコなどの熱帯アメリカに自生する大形の常緑多年草で、江の島ではサムエル・コッキング苑で見ることができます。根茎から多肉質の葉を10~20枚出し、全体が灰緑色で大きなロゼットを形成します。葉の長さは1~2㍍に、その先端は鋭く尖りふちには刺状の鋸歯があります。20~50年の長い栄養成長期を経て、しっかりと葉に養分を蓄え、開花期になると生殖成長へと切り替わり、葉に蓄えたデンプンは糖化して花茎へと流れます。花茎はおよそ2ケ月で高さ5~10メートルにも達し、養分を失った葉は次第にやせ細り生気を失います。花期は7月下旬から8月で、巨大な花茎に多数の淡黄緑色の花をつけます。花は下方から先端に向かって順次開花し、花の中央から伸びた黄色の雄しべの葯が目立つようになります。雄しべが枯れ始めると、棒状で柱頭をもつ雌しべが伸びてきます。

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巨大な花茎を出して先端に蕾がつく(2008.07.04)
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淡黄色の花を開く(2008.08.22))
 
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養分が花径に流れると葉が萎れる
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花は下から咲き上がる
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花の中央から伸びた黄色の雄しべ
花期が過ぎると、上部の花の一部が結実して本体は枯死しますが、その根本付近には数本の新たな芽生えが見られます。
名前の由来は、大きな葉に刺状の鋸歯がつき灰緑色の多肉質であることから、これを伝説上の竜の舌(リュウゼツ)に見立てたものとされ、別名をアガベとも呼ばれています。ここには仲間のリュウゼツランもありますが、葉の縁に黄色の斑が入るのでアオノリュウゼツランと区別できます。江戸時代に渡来したのがこの斑入りの園芸種で、これをリュウゼツランと命名したがために、後に(明治時代)に渡来した原種には名前の頭に「アオノ」を冠して区別したとされています。我が国では繊維をとるために輸入されましたが、メキシコではテキーラなどの蒸留酒の原料として用いられています。
 
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