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「Artists in FAS 2018」 瑞々しい感性がいっぱい

2018年10月10日 Itatsu
藤沢市アートスペースでは、10月6日(土)~11月25日まで、Artists in FAS 2018入選アーティストによる成果発表展が開催されている。
Artists in FASは、多様な創作活動に携わるアーティストたちに、制作と展示・発表の機会を提供するアーティスト・イン・レジデンス・プログラムで今年で3回目となる。

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今年は、入選アーティストに金沢寿美さん、熊野海さん、藤倉麻子さん、特別賞受賞アーティストに二ノ宮久里那さんの4人が選出され、7月から9月まで滞在制作を行った。

◆金沢寿美さんは10Bの鉛筆で大量の新聞紙にドローイングをし、部屋いっぱいに広がるインスタレーションを提示。
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入口にある鉛筆で、来館者は部屋いっぱいに敷き詰められた新聞紙を塗りつぶして消してゆく。その過程で塗りつぶせない部分や漆黒の世界で浮かび上がってくる新しい世界を体験する。下の左の部分では、   

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水泳の選手がこちらへ泳いでくる、また右の部分では、我々を遠く宇宙へと案内してくれる。

◆熊野海さんは、江の島などで取材した日常の風景や地震の経験をキャンパス上で、混沌とした現代社会を反映させた大型絵画(約2.3m×4.5m)を制作。
現代の複雑な世界の混沌とした様子をそのまま描こうとしていて、無意識の世界もにじみ出ている。下段の人物の絵では、表情は常に変化していく曖昧さを表現し、無意識/意識が映し出される。 

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◆藤倉麻子さんは、藤沢の漁港とビーチと公園を素材として都市と人間の営みをCG映像作品で表現。展示室に入った途端、あり得ないがありそうな不思議な世界へ誘ってくれる。壮大な空間だが夢の中で見たことがあるような親しみのある世界が美しく展開する。

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◆二ノ宮久里那さんは、ココテラス湘南のビルの吹き抜けスペースに、壮大な編み物によるインスタレーションを展開。ハンモック状に吊り下げられた強大な編み物が、2階、3階、4階と階段を上り下りするごとに、異なった模様が現れ、不思議な世界を体験できる

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今回4名の作品は、アートスペースでの、いずれも7月から9月までの滞在制作であるが、
広いスペースと時間を提供されることで、アーティストにのびやかな感性をイメージが創出され、鑑賞者も、まさに作り立ての、あるいは未だ過程にある芸術空間をともに体験することができる。藤沢市アートスペースは、他の美術館にはない特徴がある。

展覧会の公式サイトはこちら

markenopo 2018年10月10日