グルメ
 

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秋の 戻りガツオ

2018年9月13日  (M.Takizawa)
この夏は、台風が何回か近くを通り、お盆休みなどと重なり、地元の魚の水揚げが少ない夏でしたが、相模湾には、例年通りカツオ、キハダ、シイラなどの回遊魚が入ってきて遊漁船では、太ったカツオや30キロ台のキハダがヒットしています。
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鮮魚店には、5月ごろに北上し餌を食べ、太って南下してきた、近海物の戻りカツオがありました。
京都に生まれ美食倶楽部を作り、鎌倉に星岡窯を設立して作陶した「魯山人」は絶対的に戻りカツオが旨いといい、初ガツオをこき下ろしています。また「美味しんぼ」の中では海原雄山として登場して、料理の器の器量に言及しています。
カツオ漁師は獲れたてカツオをマヨネーズ醤油で食べるのが一番!と言っていました。それぞれの時期に、それぞれの好みの食べ方で楽しむことがいいようです。

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秋の戻りカツオ。魚屋から近海物を半身を買ってきて、刺身、タタキ、ユッケの3品が出来ました。包丁一本で出来上がりです。青魚でやや癖もあるので、薬味や生姜をたっぷり使い、タタキはガスで炙ってポン酢で、ユッケは刻んだカツオを甘めの醤油タレとゴマ油であえて、さらに余った分は生姜を入れ甘辛い煮つけにしました。 秋にしか味わえない、太った戻りカツオは、初夏の初ガツオとは違う脂ののったモチモチした旨さがあります。格安で、簡単で、美味しくて、一足早い秋を楽しみました。

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片瀬漁港の直売所には、イナダやシイラがありました。シイラの漢字は「鱪」魚偏の暑、暑い時期の魚のようです。ハワイなどではポピュラーな魚ですがこの辺での人気はそれほどでもないのか格安な値段がついていました。何年か前に土佐の地方料理、シイラのみりん干しを食べた記憶があり、土佐のいごっそうに、うまいぜよ~と勧められ、炙った甘いみりん干しが日本酒と胃に染みた記憶を漁港から帰ってから思い出しました。今度大型シイラに出会えたら再現してみます。

湘南の海、今年は南風の強い日が多く、うねりや波が高い日は海水浴客よりも波乗りの人達が早朝より海に出て夏の終わりを謳歌しています。
秋の海になれば太った江の島カマスや秋サバが楽しみになります。
「おいしい藤沢産」のメールマガジン「おいしい藤沢産通信2018年9月号」の 「お魚の一口知識」を加筆修正し掲載しています。
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check 2018年9月13日