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趣 味・歴史

広重たちの情景 初代・二代・三代―江戸から明治へ―(後期)

2019年6月28日(取材・記事:Tanbakko)
藤澤浮世絵館で現在展示中の「広重たちの情景 初代・二代・三代―江戸から明治へ―」は、6月4日から後期の展示が始まりました。6月23日に行われた「学芸員による見どころ解説」に参加しましたのでその概要を紹介します。観覧の参考になれば幸いです。7月15日(月・祝)まで展示されます。
hiroshige af 00全館が「広重づくし」の展示となっています   
東海道五十三次コーナーは、初代歌川広重の通称「狂歌入り東海道」のうちの「岡崎 矢はぎのはし」から「京 内裏」までの18点が展示されています。当時の風俗や習慣なども描かれていて、味わい深い作品が展示されています。
 
hiroshige af 01東海道五十三次コーナーは初代歌川広重の通称「狂歌入り東海道」18点が展示されています。
 
hiroshige af 02「東海道五拾三次 京 内裏」の狂歌の解説です(※見どころ解説のスライドより)
 
藤沢宿コーナーは前期に引き続き、二代歌川広重の「江戸名所四十八景」全作品が展示されています。二代広重は、初代広重の最晩年の作品「名所江戸百景」の代筆もつとめていたのでモチーフが似ているとのことですが、学芸員の解説によると、初代は日本画の画法で描いているのに対し、二代は自然な見え方で描く西洋的な画法を取り入れているとのことです。
 
hiroshige af 03(※見どころ解説のスライドより)
江の島コーナーは「広重たちの描いた江の島」というテーマで、初代から三代までの広重が江の島を描いた作品が展示されています。
前期でも紹介した三代歌川広重描く「日本六拾二州地誌略図」の後期は、西日本の12の名所が展示されています。私の出身地・丹波を描いた作品も展示されていて、感慨深いものがありました。自分の出身地を描いた作品が展示されていると観覧時の楽しみの一つにもなります。
hiroshige af 04三代歌川広重描く「日本六拾二州地誌略図」。西日本の12の名所 を描いた作品が展示されています。
企画展示コーナーですが、藤沢を描いた初代から三代までの作品が比較展示されています。学芸員の解説によると、景色の切り取り方にそれぞれ工夫があり、自分なりのオリジナリティを出そうとしているところを見てほしいとのことでした。そのほか、三代広重が描く横浜絵が展示されているのも後期の見どころの一つです。
 
hiroshige af 05企画展示コーナーの中央のところに藤沢を描いた初代から三代までの作品が比較展示されています。
hiroshige af 06三代広重描く横浜絵。左上に乗車賃が書かれています。(※見どころ解説のスライドより)
なお、藤澤浮世絵館の公式ホームページ(下記)では、展示作品の解説が展示期間中掲載されています。あわせてご覧ください。

    http://fujisawa-ukiyoekan.net/collections/top.html

※浮世絵の画像は学芸員による見どころ解説でのスライドを撮影して掲載しました。不鮮明なところがありますがご容赦願います。実物は是非藤澤浮世絵館でご覧ください。
  
記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。   markenopo 2019年6月27日