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趣 味・歴史

平塚市美術館「鳥海青児とその時代」展

2019年8月15日  (itazu)
平塚を代表する洋画家・鳥海青児の展覧会。昨年、新たに当館に収蔵された《瀬戸の山》を半世紀ぶりに公開するとともに、鳥海に影響を与えた岸田劉生、萬鉄五郎らの作品を紹介している。会期: 2019年6月29日(土)~2019年9月23日(月・祝)
1                                     (右) 鳥海青児《シルクの馬(サーカスの馬)》1954当館蔵  
鳥海青児(ちょうかいせいじ、1902-1972)は、平塚を代表する油彩画家です。
開館以来、鳥海の顕彰に努めてきた当館では、タブロー、デッサン等をあわせると160 点を超える作品を有し、その画業を間断なく追うことができます。今般、鳥海の戦前の作である《瀬戸の山》(1941 年)が新たに収蔵されました。(ポスタ―画像は 沖縄風景)
2鳥海青児《メキシコの西瓜(メキシコ風の西瓜)》1961年、当館蔵
 
3鳥海青児《瀬戸の山》1941年、当館蔵
4(左)鳥海青児《伊賀瓶子とメロン》1957当館蔵
(右)鳥海青児《狸穴の森》1954当館蔵
関西大学在学中の1924 年に春陽会に初入選し、やがて本格的な絵画研究を目指して1930 年渡欧すると、ゴヤ、レンブラントらの作品に強い関心を寄せました。1933 年に帰国すると春陽会会員に推され、渡欧で培われた造形思考をもとに、日本の風土に根ざした堅固な表現を目指して制作活動を展開しました。1943 年独立美術協会に移り、以降、同会を活動の場とします。はじめフォービスムの影響のもと自然の重厚さを描く風景画家として出発した鳥海は、日本のみならず、中国、エジプト、イラン、インド、ペルー、メキシコなど世界各地に取材し、モチーフを静物、人物、建造物、遺跡などに広げます。西洋のみならず東洋の古美術への深い造詣により、モチーフの形態を単純化して描く、象徴的なリアリズムを追求するとともに厚塗りのマチエールを駆使して、ヨーロッパの借り物でない
独自の表現を追求しました。(当展、案内による)
本展のホームページ  ⇒ こちら
なお、本展と同時に先に本コラムで紹介した安野光雅展も8月25日まで開催されている。
https://www.enopo.jp/2017-08-26-14-18-45/mobile-hobiees/25747-2019-07-12-23-33-00.html
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記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。   markenopo 2019年8月14日