趣  味
 

enopo top moji

趣 味・歴史

「藤沢探鳥クラブ」設立40周年記念講演会を開催

2019年08月29日  (itazu)
藤沢市内の野鳥と自然を見守り続けてきている市民団体「藤沢探鳥クラブ」が設立40周年を迎えるのを機に、2019年8月18日に藤沢市民会館で記念講演会を開催した。

「動物たちが奏でる音の世界と私たち人間」
1<講師>:大庭照代氏 (動物学博士)
 千葉県立中央博物館共同研究員(生物音響資料の編纂)  
私たちの身の回りに響くさまざまな鳥や虫、カエルなどの音声の多様さを再発見!
動物たちはなぜ鳴くのか。音声の意味、発音の仕組、鳴き真似などについて理解を深め、私たちが聞いている音の世界の今と昔の変化や土地利用による違いを聴き比べ、文化と生物多様性との関係について考えてみようとするもの。
<講演>
講演は、録音された様々な生き物や自然の音の紹介がなされたが、音の風景として、移りゆく自然と環境を未来に伝えてゆこうとされている講師の基本的スタンスがうかがえる。
2(左、中央)講演のスライドから (右)講師ご使用の録音機
◆人々の営みは、聴覚的な地平で自然と繋がっており、自然の音に耳を傾けることにより、生き物の多様性を理解してゆくことができる。
◆録音技術の飛躍的に進歩し、インタネットなどを通して、世界、宇宙まで複雑多様な音環境をリアルタイムに体験できる。
◆耳を頼りに世界中の人と世界・宇宙を共有したら何が生まれるか、自然の音に耳を傾ける文化が、改めて生物の多様性の理解と認識に聴覚的な地平を開くのではないか。音は、聞こえない世界とも連携している自然の音曼荼羅。
◆音は情報の乗り物・宝庫であり、コミュニケーション信号、環境の標識として受信する側が聞き分けてゆかなければならない。

生物の多様性を理解してゆくうえで、音の風景、耳による聞き分ける力の重要性を認識させられる貴重な講演だった。

<藤沢探鳥クラブ>
3当クラブが作成・編集した市発行「ふじさわの自然観察ガイド(16)」
藤沢探鳥クラブは1979年11月藤沢の地に鳥好きの仲間が集まり発足し、今年で40周年を迎える。
創立当初より藤沢市川名・新林地域をフィールドとし毎月第一日曜日に通年探鳥会を行いその記録を残している。その他毎月第3日曜日開催の近隣地への探鳥会、江の島探鳥会、新林公園の山道を歩く会、遠藤観察会(鳥・植物・昆虫)など地域に密着した「野鳥」とのかかわりを続けている。また、40年間の記録の他、藤沢市自然環境実態調査に協力し藤沢の自然環境を見つめ続けている。
4(左)当クラブの定期発行紙      (右)藤沢探鳥クラブ代表:藤山素子さん
当クラブでは、会員募集中です。野鳥を通して自然に触れてみませんか。
年会費¥2000-(年6回発行会報誌代を含む)
              <藤沢探鳥クラブの連絡先:藤山素子 0466-25-1817>
 
記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。   markenopo 2019年8月29日