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趣 味・歴史

茅ヶ崎の昔”南湖院みち”を歩く

2019年11月06日  (itazu)
10月31日(木)茅ヶ崎市立図書館と湘南ふじさわシニアネット共催による「デジタルライブラリ―をみて    茅ヶ崎の昔”南湖院みち”を歩く」企画が行われ、秋晴れの下、約20人の市民が参加し、東洋一と謳われたサナトリウム(結核療養施設)をめぐる歴史散策コースを楽しみました。
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まず予備知識として、図書館のデジタルライブラリで南湖院への病院道を巡る散策コースを学習し、「ちがさき丸ごとふるさと発見博物館友の会」の案内で出発しました。
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デジタルライブラリーは、茅ヶ崎市図書館と認定NPO湘南ふじさわシニアネットとの協働推進事業として昨年度より構築されシステム運用がなされているものです。(郷土資料デジタルライブラリーシステムは→こちらhttps://chigasaki-dlib.jp/からご覧になれます。)
3デジタルライブラリーによる下見‐湘南ふじさわシニアネットの皆さん(写真左)
「ちがさき丸ごとふるさと発見博物館友の会」皆さん(写真右)の案内で出発
南湖院の創設者は、高田畊安(1861-1945 明治-昭和時代前期の内科医)。明治29年東京神田駿河台(するがだい)に東洋内科医院を設立し、32年神奈川県の茅ヶ崎に結核診療のためのサナトリウム「南湖院」を開設。患者の第1号が、勝海舟夫人で、入院患者には、国木田独歩、八木重吉、山田耕筰など文学者、音楽家などが多く、見舞いの文人を交えた文学交流が展開された場として南湖院は有名になりました。ほかに坪田譲二、平塚雷鳥などもかかわっています。

今回のコースは、
図書館→恵泉教会と生泉堂→六道の辻と赤とんぼ→八雲神社と萬鐵五郎→住吉神社と平塚雷鳥旧宅→旧南湖院。

4山田耕筰の借家があった場所、「赤とんぼ」や「この道」などの童謡の殆どがこのころ作曲された。
5昔の茅ヶ崎の雰囲気が残されている松林         画家 萬鐵五郎の案内版
6萬鐵五郎の別荘のあった近くの八雲神社  この神社の狛犬(獅子)の親子の石像が珍しい作りになっていて見学客が多く訪れる。
7平塚雷鳥の旧宅のあった近くの住吉神社と「青鞜」の頃の雷鳥の活動を紹介する案内者
8南湖院記念 太陽の郷庭園」入口(写真左) と高田畊安 碑(写真右)
9国の登録有形文化財に登録されたされた第一病舎(写真左)と後ろに見える建物はプール(写真右)
旧南湖院は、敷地面積5万坪、建物面積4500坪と自然豊かな広大施設。創設者 高田畊安の治療方針は、人間本来持つ自然治癒力を引き出すところにあり、プールやテニスコート、弓道場など運動施設なども整備されていました。
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現在は、畊安の孫の準三により有料老人ホーム「太陽の郷」が開設され、畊安の思想を受け継いだ運営がなされ、緑豊かな敷地内には南湖院の施設や遺構が点在し大事に守られてきました。2015年第一病舎は、準三の子息より茅ヶ崎市に寄贈され、茅ヶ崎市と太陽の郷は、「南湖院記念、太陽の郷庭園」として2016年から一般公開しています。
(南湖院ホームページ参照:https://www.taiyonosato.co.jp/nankoin/
記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。   markenopo 2019年11月05日