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趣 味・歴史

チェロとピアノが織りなす創造的対話
藤沢にゆかりのある音楽家たち2019

2020年2月8日  (itazu)
2020年1月26日藤沢市民会館大ホールで堤剛さん、小菅優さんによるチェロとピアノの演奏会が開催された。
f1 写真提供:(公財)藤沢市みらい創造財団 
堤剛さんは藤沢出身*の名実共に日本を代表する国際的チェリスト。
小菅優さんは、子供の頃から天才的な音楽才能を開花させた国際的ピアニスト。
 *堤さんは藤沢市立鵠洋小学校、片瀬中学を卒業。

今回、チェロとピアノが織りなす創造的対話という副題がついているように、両者によるアンサンブル演奏への期待が高まるなか、藤沢市民会館大ホールは満席の観客を迎えた。
前半は二人それぞれのソロ演奏、後半は二人によるアンサンブルのプログラム。
<曲目>
・J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV1007
・モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 K.330
・ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第4番 ハ長調 Op.102-1
・メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ 第2番 ニ長調 Op.58

先ず、堤さんのバッハの無伴奏が始まり、チェロの弦を弓が滑り始めるとホール全体がチェロになったかの如く響き始め、観客を音楽で包み込む。(楽器はドメニコ・モンタニャーナ1733年を使用とのことー堤さんのお話の中で紹介された。)

f4(写真提供:(公財)藤沢市みらい創造財団)
続く小菅さんのモーツアルトのピアノは、出だしから美しい玉を転がしたような不思議な音にひきこまれてゆく。
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(写真提供:(公財)藤沢市みらい創造財団)
アンサンブルは、べートーベン、メンデルスゾーンの二曲、ソナタの演奏が、ここまで音楽の対話による緊張感のある表現がなされることへの驚きとともに、両者の年齢の差などはまったく感じられない音楽個性のスリリングな掛け合いに魅了される。
 
堤さんの演奏の合間のお話の中で、
「久しぶりに故郷である藤沢の風景に接して、このコンファタブルな風景に溶け込んだところに自分の音楽が生まれていると感じた」と言われていたが、湘南の海や空の風景の中で観客の我々も共に、素晴らしい音楽のひと時を過ごすことができたことを、藤沢市民として喜びを覚えている。
感極まった観客からブラボーが飛び出し熱狂的な拍手の中でアンコールが2曲演奏された。
◆カサド作曲 親愛なる言葉
◆メンデルスゾーン 無言歌
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(写真提供:(公財)藤沢市みらい創造財団)
両者のプロフィール詳細は下記のとおり。
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記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。   markenopo 2020年02月08日