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趣 味・歴史

藤沢ゆかりの画家:長谷川路可の市所蔵作品の修復・公開

2020年7月19日  (itazu)
藤沢市アートスペースでは、令和2年度企画展Ⅰとして、「修復作品公開 長谷川路可 よみがえる若き日の姿」を開催している。
会期2020年7月11日(土)~9月27日(日)
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長谷川路可(1897-1967)は,大正、昭和にかけて国内外で活躍した日本画家、フレスコ画家で、著名な実績として、旧国立競技場メインスタンドのモザイク壁画の制作があります。若き日、藤沢鵠沼に10年ほど在住していました。

旧国立競技場のメインスタンド上部に、一対の大きなモザイク壁画《勝利》(野見宿禰像)と《栄光》(ギリシャの女神像)がありました。これは1964(昭和39)年、東京オリンピックの主会場に、長谷川路可が教え子たちと制作したものです。それぞれ、相撲の神様とギリシャの女神を象ったもので、東洋と西洋の古代の神が並び立つ様は、アジア初のオリンピック開催を祝福するにふさわしいものでした。本作は、旧国立競技場の解体にあたって保存がなされ、現在は新しい国立競技場に移されています。
2モザイクを制作する路可(写真提供:鵠沼郷土資料展示室)
今回、 この国立競技場のモザイク作品、巨大な壁画を分割して切り出した後、新たな場所に設置するまでの工程など保存の舞台裏を紹介しています。

路可はその生涯において実に様々なジャンルの作品を描きました。1921(大正10)年、東京美術学校(現東京藝術大学)の日本画科を卒業し、すぐにフランスに渡ります。そして油彩画をサロンに出品するかたわら、欧州の博物館に保管されていた西域発掘の古い仏教壁画の模写に従事。その経験から壁画への関心を深め、フレスコ画の技法も身につけて1927(昭和2)年に帰国しました。以後10年間は藤沢市の鵠沼にアトリエを構え、日本画を追求するほか、教会や劇場などの壁画を制作。日本に本格的にフレスコやモザイクを伝えたパイオニアとして評価されています。(本展示会説明案内による)
3≪家族≫カンバス 油絵 1923年 藤沢市蔵(左:修復前、右:修復後)
本展では、多彩な路可の制作活動の中でも滞欧時代(1921-27年)に焦点を当て、市所蔵作品を中心に彼の足跡を辿るとともに、路可の作品は制作から100年近くが経過し画面に傷みが生じていたため、市では《自画像》を含む6点を修復し、その工程とともに展示しています。

藤沢市アートスペース 本展の公式サイトはこちらです。→
https://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/bunka/FAS/exhibition/index.html
記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。   markenopo 2020年7月18日