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趣 味・歴史

藤沢の野鳥歳時記⑦百舌(もず)

2021年10月25日  (itazu)
 
 
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藤沢で出会った野鳥を紹介してゆきます。今回は、百舌(もず)です。

百舌(もず)の高音(たかね)とか百舌日和などといわれるように、
秋になると木の頂や電柱に止まって「キイキイ キチキチ」と鋭い声で鳴いているのをよく見かけます。
縄張り宣言です。
20cm位の小鳥ですが、嘴は鋭い鉤状をし、獰猛で激しい気性をしています。
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昆虫を加えているところ
百舌(もず)と書き、いろいろな他の鳥の声をまねるという意味のようですが、
そこに「ずるさ」を感ずるのでしょうか、「百舌勘定(もずかんじょう)」という慣用句があります。
勘定のとき、人にばかり金を出させて自分は少しも出さないことをいうのですが、
この言葉は、
「鳩と鴫(しぎ)と百舌が集まって15文の買い食いをしたが、鳩に8文、鴫に7文出させて、百舌は1文も出さなかった」
という昔話から来ているようです。
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飛蝗(ばった)やカエルなどの獲物を枝に刺して保存する「百舌の早贄(はやにえ)」の習性もあり、
なかなかの用意周到の知恵者です。
目が大きく可愛らしい顔をしています。

「鵙(もず)の声 かんにん袋 破れたか」(小林一茶) 
気性の激しさを感じさせる一茶の俳句です。

*(「もず」の漢字表記:百舌、百舌鳥、鵙)
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参照資料)日本野鳥歳時記(ナツメ社) 野鳥(山と渓谷社)
 

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