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趣 味・歴史

藤沢の野鳥歳時記⑭雉(キジ)

2022年3月26日  (itazu)
藤沢で出会った野鳥を紹介してゆきます。今回は雉(キジ)です。
日本の国鳥

久しぶりに境川沿いの俣野で、キジに遭遇しました。
3月は恋の季節でしょうか、求愛中でした。
キジは、雄の羽が美しく日本の固有種で、桃太郎などの昔話によって親しみやすい存在で、昭和22年に国を代表する鳥として、国鳥に定められました。
オスの顔は、真っ赤で男性的で迫力があります。
またメスは、母性愛が強く、芭蕉の句に
「父母の しきりに恋し、雉子の声」
があるように、雉の親子の情愛が深いといわれてきました。
求愛ディスプレイ

野鳥のガイドブックは求愛ディスプレイについて
「オスは尾羽を広げ、翼を半開きにした状態で頭を下げる。
メスが少し逃げると再びメスの前方へ回り込むのでメスの周りをぐるぐる回っているように見える。」と書いてありますが、
筆者が目撃した時もまさにその通り(写真左)でした。
間もなくメスは、逃れて野の奥に飛んでゆきましたがオスは、すぐ追いかけていきました。
頭隠して尻隠さず

古くから貴族や武家の鷹狩りではキジが一番の獲物で、以来、国鳥になってもハンティングの対象から外されたことがないようです。
オスは繁殖期「ケーンケーン」と鳴きますが、「けんもほろろ」という言葉は、この「つっけんどん」な鳴き声に由来し、また、「頭隠して尻隠さず」のことわざも、草むらに隠れたつもりのキジの様子に由来しているとのことです。
現在では、あまり出会う機会がありませんが、昔から日本人には、親しまれた鳥だったことがわかります。

(参照文献:日本野鳥歳時記(ナツメ社)、ヤマケイポケットガイド「野鳥」、ウィキペディア)
 

記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。   markenopo 2022年3月26日