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健康教育の生涯学習が健康寿命を伸ばす

2018年6月22日(取材・記事:Tanbakko)
善行雑学大学で「健康教育の生涯学習が健康寿命を伸ばす」という有益なお話をお聞きしました。講師は、日本大学生物資源科学部特任教授の津曲茂久博士。津曲博士は、湘南健康長寿研究会の発起人でもあります。

講演では、健康長寿を目指すためには健康教育学を自ら学習し、主要疾患について最低限の基礎知識を持つこと、そして食事、睡眠、運動の大切さと生甲斐を持って毎日を生活していくことが健康長寿の秘訣であることを教えていただきました。
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健康寿命とは、介護や病院通いをしないで生活ができる年齢です。男性は70.42歳、女性は73.62歳とされています。一方、平均寿命は、男性は79.55歳、女性は86.30歳です。平均寿命と健康寿命の差、男性で9.13年、女性で12.68年の期間は、病気などで寝たっきりなどの不自由な生活を送ることになります。本人もつらいし、世話をする家族も大変。介護費用や医療費もかさみます。
kenkou 02健康寿命を伸ばすことが家族の負担や医療介護費の軽減に貢献します
それでは、健康寿命を伸ばすためには何が必要なのでしょうか。高齢死因の3/4は生活習慣病に起因することから、生活習慣病(癌・高血圧・糖尿病・脳卒中・心疾患など)について学習し、基礎的知識を持つことが大切です。
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生活習慣病を学習して自ら極めていくことが健康長寿の秘訣
講演では、生活習慣病(癌・高血圧・糖尿病・脳卒中・心疾患など)を中心に、誤嚥性肺炎などの高齢者肺炎、認知症、腸内細菌の働き、お風呂での事故など、多岐にわたる説明がありました。

認知症に関連して、脳神経細胞は大人になっても新生されること、新生の多い場所は「学習・記憶・高度な思考」に関係するところだが、「刺激」がないと新生神経細胞は失われること、そして前向きな知的欲求などで多くの神経が生き残るという説明には、「うん、なるほど」と納得でした。
kenkou 04前向きな知的欲求、好奇心、地域貢献が多くの神経細胞を生き残らせる
健康寿命の長い静岡県の調査では、
 ・運動要因……1日30分以上歩行する
 ・栄養要因……肉・魚・大豆食品・たまごを食べる
 ・社会要因……地域活動に参加する
の3つの要因を達成することが、健康長寿の秘訣でもあるということもわかっています。3つの要因を達成すると死亡率は5割減少するとのことです。
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3つの要因を達成すると死亡率は5割減少
講演の最後に、健康長寿のために必要なことを簡潔にまとめていただきました。「快眠が癌を予防」「運動が痴呆症と鬱病を予防」「栄養と腸内細菌が免疫・脳活性」「社会活動と生甲斐が健康増進」の4つです。
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【講演を聞いて】
 健康長寿を達成するためには、生活習慣を見直し、食生活の改善と自分に合ったやり方での運動を継続していくことが大切だなと改めて思いました。そしてなによりも大切なことは、社会とのつながりを持つこと、自分の出来る範囲でまた自分の出来るやり方で生甲斐を見つけ、社会貢献を進めていくことが、健康長寿の秘訣だなと再認識しました。
kenkou 07「1日8,000歩+中強度運動20分」で万病予防が可能!!
いろいろな情報を活用し、基本的な知識を身につけ、自分なりのやり方で実践する、そして長く続けていくことが何よりも大切なことだなと講演を聞いて思いました。

●講演会開催のお知らせ
 湘南健康長寿研究会は2018年7月27日(金)13時から藤沢商工会館(ミナパーク)で、健康長寿に関する講演会を開催する予定です。時間は1時間半を予定しています。ご関心のある方は是非ともご参加ください。詳細が固まり次第、えのぽイベント情報でお知らせする予定です。
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markenopo 2018年6月20日