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高齢者の自動車運転を考える講演会・相談会

2020年1月25日  (M.Yama)
高齢者の自動車運転での事故報道が増え、免許返納制度への関心が高まっています。加齢による身体機能、認知機能の変化は、誰にでも起こりえます。運転について悩んでいる高齢者等向けに免許更新と返納、認知機能と運転に関する講演会と相談会が1月18日(土)藤沢市役所 本庁舎で約40人の方が参加して開催されました。
0P1037109第1部、藤沢警察署職員による「高齢者の免許更新と返納について」の講演があり 脳を刺激する練習や人間の反応の話などが紹介された。第2部、横浜市立大学医学部 客員教授 小田 清一 医師による「知っておきたい高齢者の身体のこと~認知機能と車の運転~」講演では 認知症と老化、その運転への影響などユーモアを交え紹介された。第3部、「今後の運転について」相談会が行われた。
 
● 高齢者事故の状況
graph 3交通事故は年々減少の傾向にあるが 高齢者ドライバーが絡む事故は年々増加している。
graph 2 2死亡事故で見ると 10代の免許取り立てのドライバーと75歳以上が他の年代と比べ非常に多い。特に80代以上の危険度は高い。
 
● 高齢者運転の対策
認知症及び老化による体力の減少が運転に大きく影響する事は既に多く言われており、また認知症の早期発見や対応に関しても多くの情報が提供されています。本講演会第2部の横浜市立大学医学部 小田 清一教授のお話からそれを食い止める幾つかを紹介 します。
  認知症予防の生活習慣のお勧め (一日に)
 タバコは吸わない。  喫煙者と非喫煙者を比べると 認知症・アルツハイマー型認知症共に2.2~2.3倍のリスクと言われている。 (日本肺癌学会より)
 難しい事を1つする。 難しい事とは自分にとって難し事。
 10回笑う  
 BMI(体格指数) 20以上  BMI 18.5~25未満が一般的普通体格。しかし高齢の場合痩せすぎは良くない。
 文字を100字書く  
 歩く  65歳位まで10000歩、75歳位 8000歩 以上5000歩がお勧め。
無理して多く歩こうとすると転倒・骨折の危険が高まる。
 外出及び運動  一日一回以上外出と1週間一回以下を比べると 3.5倍ほどの発生リスク
週三回以上運動する人は三回未満と比べると 38%発生リスク減少
 認知症 個別発症リスク 諸々 ・脳卒中の既往: 2.6倍  ・学校教育9年以下 2.0倍  
・握力が弱い(男性 26kg未満 女性 18lg未満):2.1倍  
・糖尿病の持病 : 1.7倍 ・うつ傾向あり 1.6倍 
・心臓病の持病: 1.5倍   ・難聴あり 1.4倍位  
                    国立長寿医療研究センター
高齢者に大事なのは 「教育と教養 ?」⇒「今日行く所、今日用がある !」を心掛ける
小田 清一教授のお話: 運転は一般の方でも高い低いは別にしてもある確率で事故発生のリスクはある。特に高齢者はその確率が高い。事故を減らす有効な手段は 運転時間を短くする事で事故のリスクは減少する。それがゼロ時間であれば事故のリスクはほぼゼロになる。後はご自分が事故にあわない様に注意する。

● 運転免許を手放した人の自己評価
ー三井住友海上火災保険系の調査会社の調査ー 
対象:運転免許を自主返納した・免許更新をしなかった60歳以上の者1000人(平均年齢75歳)

運転免許を手放した人の自己評価graph 4
●大変良かった・良かった 73%  
  ➀事故の心配がなくなった。 61%
  ②費用負担が減少した。42% 
  ③運動量が増えて健康になった 25%

●大変良くなかった・良くなかった  3%

●免許を手放した理由
  ➀ 運転をする必要がなくなった 25%
  ② 運転をしていなかった。 24%
  ③ 高齢者の交通事故のニュースを聞いて 16%  
買い物、旅行、通院で不便を感じた(少ない) さほど感じない(多い・過半数超え) 

● 高齢者運転 支援サイト紹介 ー 画像クリックでリンク
leaflet anzenunten 1
panf 1藤沢市交通安全対策協議会
panf 1神奈川県警察
panf 1認知症支援
記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。   markenopo 2020年01月25日