生活・人
 

enopo top moji

生活・人

100年前スペイン風邪も 「人混みは避けよ」

2020年6月29日  (Kamechann)
100年前(大正7年〜9年頃)に世界中、日本でもスペイン風邪が大流行した。 これは感染者は世界中で5億人、日本では当時の全人口約5500万人に対し約2400万人が感染したとされ、およそ39万人が死亡したという史上最悪の感染症の1つである。当時 神奈川県が発行した「流行性感冒に罹らぬ注意」というチラシが 寒川文書館に保存されており そのなかの注意項目として 当時から「マスク着用」、「大勢の人が集まる場所には行かない」 などの指示が見られる。また新聞記事ではマスクは自分用を家庭で作る様推奨されているなども見られる。
spain 1 大正9年1月の神奈川県発行の「流行性感冒に罹らぬ注意」のチラシ
「村田武夫家文書」(寒川文書館所蔵)
「流行性感冒に罹らぬ注意」の内容
1.予防注射をすること
2.ワクチンは申請により順番に交付される
3.呼吸保護気(マスク)を用る(かける)こと
4.度々含嗽(うがい)すること
5.大勢集まるところにはなるだけ行かないこと
万が一罹った時は速やかに医者の治療を受けワクチン、血清治療をすると死亡も少なく治りも早い   などが記載されている。
 
● 当時の状況をを伝える新聞記事

spain 2

● 横浜貿易新報 大正9年2月3日 
寒川の流感猖獗 の記事
高座郡寒川村では流感猖獗 (ショウケツ:悪い物事がはびこり、勢いを増すこと。猛威をふるうこと。 :コトバンクより)により一家数名が枕を並べている。実業補習学校男生 150名、小学校児童900名に予防注射を施行したなど読み取れる。
 

spain 3
● 横浜貿易新報 大正9年1月28日 記事
横須賀市小学校校長会議では学童マスク製作、流行性感冒予防徹底、学童予防注射など議題とされた。マスク製作に関しては 家庭で作れる簡易なもので自分の必要数を作成する様、奨励されている。
予防注射は希望者をまとめると3642名おりワクチンの到着数、学校の都合みて配分するなどが読み取れる。

● 資料提供:寒川文書館
bunnshokan
寒川文書館
〒253-0106
神奈川県高座郡寒川町宮山135-1  
寒川文書館 寒川総合図書館の4階に設置されている。
電話:0467-75-3691 FAX:0467-75-3758
最寄り駅: 寒川駅[出口2]から徒歩約7分
www.lib-arc.samukawa.kanagawa.jp › opac › bunsyo

資料参考:Wikipedia クリエイティブ・コモンズ 表示-継承ライセンス、
記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。   markenopo 2020年6月30日