生物多様性の調査

2020年10月08日  (gantyan)
生物多様性といっても聞きなれない言葉かも知れません。地球上の全ての生物系は、例えば、人間や野生の動物、川や海の魚、植物、苔、大腸菌などの細菌から、さまざまなバクテリアまで、多様な姿の生物が含まれています。この幾多の生物系が存在し個体対個体の命のつながりを「生物多様性」と呼ばれています。それらの保全を目指した自然保護の為の調査が行われてます。生きものたちの豊かな個性とつながりです。
seibutu 1 ss秋もたけなわ収穫の季節です。見わたす限りの視野の中に多種多様な姿の生物が含まれています。
 
seibutu 2 ss生物多様性調査に同行しました。今回の調査は写真の右側にある用水路です。ところで、少し先を見てください!丁度、新幹線が東京の方からやってきました。列車は、一瞬の間に過ぎ去っていきました。(新幹線は生物多様性とは関係ありません。)
seibutu 3 ss調査の中、亀がつかまりました。ずっと首と足を引っ込めてじっとしていましたが、ようやく元住んでいた水路に向かって歩き出しました。地球上の生きものは40億年という長い歴史の中で、さまざまな環境に適応して進化しています。3,000万種ともいわれる多様な生きものが生まれました。
 
seibutu 4 ss今回収穫された用水路の生き物です。これらの生命は一つひとつに個性があります。全て直接に、間接的に支えあって生きています。
seibutu 0 ss調査は、暑い日も寒い日も続きます。
 
seibutu 5 ssメモを見ると、12種類が見つかっています。たった1時間でこんなに見つかります。生物多様性条約では、「生態系の多様性」「種の多様性」「遺伝子の多様性」という3つのレベルで多様性があるとしています。
seibutu 6 ssザリガニ君はどこにでもいて、簡単に見つかります。
seibutu 7 ss鮒は大きさを測定します。

  
平成20年5月に制定された生物多様性基本法では、『「生物の多様性」とは、様々な生態系が存在すること並びに生物の種間及び種内に様々な差異が存在すること』と定義されているのです。私たちの暮らしは、食料や水、気候の安定など、多様な生物が関わりあう生態系からの恵み(生態系サービス)によって支えられているのです。
 

記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。   markenopo 2020年10月08日