「幻の平塚クリマサリ」、神奈川ブランドに登録

「幻の平塚クリマサリ」
神奈川ブランドに登録

2021年9月20日  (gantyan)
「幻の平塚クリマサリ」は平塚周辺で栽培されるサツマ芋で ホクホクとした食感と、上品な甘さが「栗に勝る」ということから「クリマサリ」と名付けられ、市内では1960年ごろから栽培されているそうです。クリマサリは、油の吸収が少ない為お菓子づくりに向いており、その原料に多く使われ市場にあまり出回らない為“幻のサツマイモ”とされています。 平塚市にある湘南農業協同組合甘藷部会では 昔から栽培されてきた地域特産物のクリマサリの良質な苗の確保や講習会を開催して栽培技術の向上・継承に取組んできました。 この結果今年8月「神奈川ブランド」にも登録されました。クリマサリは、9月に入って出荷が始まりました。早速、生産農家を訪ねて、お話を聞きに行きました。生産農家は平塚で15軒ほどで生産されていることがわかりました。訪れた畑は一面にクリマサリが大きく育っておりました。
3333 ss葉が緑色に生えるクリマサリの根本には、黒いマルチシートがかぶせられており、これにより芋の肥大化を促すのだそうです。
111 ssクリマサリの多くは芋羊羹やいも菓子などを作ることで有名な埼玉の川越にその原料として出荷されるそうです。試しに畑の端の方を少し掘っていただきました。
 
2222 ss掘ると大きなクリマサリが顔をのぞかせました。畑の端を掘ったので、その辺は隣にぶつかる芋がないため自由に伸びていて、元気に育っている大きなクリマサリが掘れました。
5555 ss

我が家に持ち帰り早速、「ふかし芋」にしました。割ってみると、この通り!!ほんのり甘味があっておいしそう!!もちろん、おいしさは抜群でした!!

 
6666 ss 2お味噌汁の具にしました。レシピを見て、玉葱と合わせました。もちろん、おいしかったです!
imo 7しばらくおいて「いも羊羹」を作っていただきました。これもほんのりした甘味でおいしかったです。すぐに、親しい友達にもおすそ分けしました。
 
今年の生産量は前年並みのようです。夏の猛烈な暑さで大きめに育ち、重さ1・3キロにもなった大物もあります。ねっとりとせず、あっさりとした甘みから、みそ汁に入れたり、天ぷらにするとおいしいです。ほかの用途として、芋焼酎などに加工されているとのこと。
JA平塚の大型農産物直売所「あさつゆ広場」(同市寺田縄)で販売されています。
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記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。   markenopo 2021年9月20日