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第2部 海岸地域(5/18)

江ノ電駐車センター

写真1(昭和34年11月)

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この頃はまだ食堂、売店などの建物は、木造の小規模のもの、一部仮設の建物などであった。
写真は秋の行楽日の 一光景であるが、女性の和服姿が当時の風俗を表している。

江ノ電江ノ島オートパークの頃
未舗装の駐車場
写真2(昭和35年5月)

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昭和29年から「東急」と「江ノ電」共同の渋谷-江ノ島間の座席指定の急行バスを運行し始めたが、
「江ノ島」の発着所はこの駐車場であった。
海 水浴シーズンは毎日(その他の季節は休日などのみ)運行し好評であった。
画面は「渋谷行き」のバスの発車するところであるが、未舗装なので砂塵が ひどかった。

海水浴シーズンの駐車場1
写真3(昭和36年7月)

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駐車センターの3階から見ると、建物に近い側には観光バスが「びっしり」と人が一人通れる間隔で
並んでいる。その先に乗用車が並ぶ。この頃はまだ この程度の少数派であった。
駐車場の海側には隣接して「海の家」が並んでいて、砂浜は遮られて見えない。

海水浴シーズンの駐車場2
写真4(昭和36年7月)

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前と同じ場所から西の方、辻堂方向を見ても光景は全く同じである。
あるバス・メーカーのサービスマンが見て一 言。
「これはすごい。多くの観光地を見ているが、まさにこれは日本一の光景だ」

5月の駐車場1
写真5(昭和37年5月)

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5月の行楽日も、天候に恵まれれば夏と同じように駐車場はバスと自家用車で一杯になる。
江ノ島への自動車道路がまだ出来てなかったので、「江ノ 島」に一番近い駐車場として重宝がられ、
また、箱根、伊豆方面の旅行の中憩地として利用された。

5月の駐車場
写真6・7・8(昭和39年5月)

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現在、観光バス使用の会員募集の観光旅行は参加者の約7割が女性であるのが通例であるが、
当時からもこの傾向 はあったようである。
5月には幼稚園児や小学生のバス利用の旅行も多く行われた。
この場合、必ず母親が付き添って来ていた。
江ノ 島へ行ったり、水族館やマリンランドへ入ったり、砂浜、水際で遊んだりしていた。

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